現場写真
ブログの記事6つめにして漸く現場のことについてです。
昨日はオーケストラ演奏会の撮影でした。カメラ4台を使っての撮影でしたが、夕方からの本番でしたのでゆっくりと準備をすることができました。時間に余裕があればリハーサルを見ながらカメラ割りの構成を詰めたり、カメラの色調整を追い込んだりと有意義に過ごすことができます。
撮影の際はDVDジャケット用の写真撮影の必要がない場合でも現場の記録写真を撮るために必ずデジカメを持って行きます。
たとえば…
こんな感じにドアの上にはケーブルを引っかけられるフックがありました、とか…
ステージ袖にはどうしても通路をケーブルが横断してしまうので養生マットが必要でした、とかそんな感じて写真を撮っておくと後日同じホールへ撮影に入る際に色々と便利な訳です。
ちなみにケーブルの養生マットは私の場合は必ず持参します。ホールによっては貸してくださるところもあるのですが、私自身できるだけ借りるのもは少なくしたいと思っている人間ですのでケーブル養生専用のマットを購入し、毎回持参しております。このマットは非常に重いのですが、それ故めくれ上がることもありませんし、ケーブルの上下にサンドイッチのように敷くとケーブルの保護にもなります。
なかなか便利なマットなのですが、何故か同じものを常備しているホールに出会ったことはまだありません。
過去の写真と夢の話
とあるデータを探しにファイルサーバの中を辿っていたところ過去に撮ったデジカメのデータが出てきまして、いつの間にか過去のデジカメデータ鑑賞会になっていました。引っ越しの荷造りをしていたらアルバムが出てきて見入ってしまったので一向に作業が進まない、のデジタル版です。こんなことが週に一回はあります。
上の画像、データを見ると撮影が2003年の11月3日とあります。ジャズライブ3カメ撮影のVE兼スイッチャーをした時のものです。この当時、大学4年生でした。この撮影の頃は放送技術会社へ就職の内定ももらっていて、もうすぐ終わってしまう学生生活に悔いを残さないよう、色々やっていた時期でした。
そのほかにも色々な写真が出てきましたが、市民オーケストラに所属していた頃の写真なんかも出てきて、久しぶりに楽器を吹きたくなりました。
実は私、小学校から大学時代までオーケストラと吹奏楽部でトロンボーンを吹いておりました。それと同時に映像にもどっぷり浸かり、放送をメインとした技術会社に就職後どうしても映像を音楽を結びつけた仕事をしたいと思い、色々なことがあって現在に至るのであります。
今でもたまに楽器を吹く夢を見ます。夢の内容の大抵は本番中のトラブルです。やっとトロンボーンの出番がある3楽章に差し掛かったときにマウスピースがないことに気づいたり、MacBookAirのCMの曲を突然大勢の前で吹く羽目になったり…
私の兄は某放送局で編集の仕事をしているのですが、絶望的な仕事の夢を見ることがよくあるそうです。中でも一番怖かったのは兄が報道部に居た頃に見た夢で、放送5分前に取材テープが届き、急いで編集しなければいけないのに編集機のRecボタンが見つからない!というもの。きっと兄も疲れていたんでしょうね。
Blu-ray 稼働中
時代のニーズに応えるべく、Symphonicsではハイビジョン制作へも意欲的に取り組んでいます。
とは言え、再生互換の問題や制作にかかる時間的制約など、課題はまだまだ多いのが現状です。
初めてハイビジョンでマスターを制作し、Blu-rayに焼いてハイビジョン画質で再生できた時の喜びは、初めてデジタルビデオ(家庭用のDV)の映像を見たときの感動に近いものがありました。
早くこの感動を皆様にお届けできるよう、日々実験です。
夜中まであれやこれやと検証していると、なんだか大学時代の卒論の締め切りに追われていた時のような気分になります。
楽しいから苦にならないんですけどね。
virtual trip
私の好きなDVDの一つに、 virtual trip 空撮 東京夜景 TOKYO TWILIGHT FROM THE AIRというものがあります。
「東京の夜景が延々と見られるDVDってないのかなぁ」と言っていたところ、妻がこれを見つけて買ってきてくれました。これを観ながら晩酌するととてもいい気分になります。
私が持っているのはHD Special Edition(HD DVDとDVDのツインフォーマット)で当初は普通のDVDプレイヤーで観ていたのですが、どうしてもハイビジョンで観たくなり、これのためだけにHDDVDプレイヤーを買ってしまったのでした。
しかしどうやら来月にはBlu-ray版も出るようで。
ちなみにこのvirtual tripシリーズ、今はどうか分かりませんが4年くらい前は私が以前勤めていた会社で編集していました。当時、HDCAM SRというVTRを導入してから初めてのSRでの仕事がこのvirtual tripシリーズだった気がします。
さらにちなみに、以前のブログに東京タワー付近では電波が強すぎて...という話を書きましたが、このDVDにその影響と思われるノイズが収録されています。撮影ヘリが東京タワーに近くなると縞模様のノイズが出ているのが分かり、初めて観たときにはデジタル収録でもこんなアナログ的なノイズが出るんだぁ、と驚きました。
東京タワー 冬仕様
事務所の窓からは東京タワーが見えます。
昨日の夜、ふと見るとライトアップの色がオレンジ色の冬仕様になっていました。
夜はだんだん寒くなってきましたが、ちょっと暖かい気分になりました。
写真は携帯で撮ったのでイマイチ汚いのですが...
そういえば東京タワーのライトアップの電球を交換する現場を以前... と言っても小さい頃ですが、テレビで見た記憶があります。 確か東京タワーの上は発射している電波の影響でテレビカメラが誤作動してしまうため、フィルムで撮影していたような気がします。
ちなみに、大学では電気電子工学が専門でしたが、電磁波関係は全く以て苦手でした。
コンサート映像制作 納品までの流れ
コンサートDVD制作をご用命いただきました際の納品までの流れをご案内いたします。
①お見積もり・お問い合わせ
お問い合わせフォームもしくは、お電話、メールにてお問い合わせください。
電話 03-6240-0237 メール info@symphonics.jp
その際、
・撮影日時
・会場
・ご希望のカメラ台数
・DVD製作予定枚数(おおよそお分かりになる場合で結構です)
をお知らせ下さい。
当方より詳細なお見積もりをメールもしくはFAXにてお送りいたします。
お見積もりに関してのご要望や、ご質問などありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
また、実際にお会いしての打ち合わせや制作に関する説明依頼などご希望の場合にもお気軽にお申し付けください。
お見積もりは無料ですのでお気軽にどうぞ。
②撮影準備・打ち合わせ
撮影に向けて、以下のものをお送りくださいますようお願いいたします。
・タイムスケジュール
・舞台配置図(もしくは文面で配置をお知らせいただいても結構です)
・スコア(当方で準備できない場合)
※撮影台本作成のため、撮影1ヶ月前までにお送りいただけますと幸いです。
また、以下の確認をお願いいたします。
・演奏曲のカット、リピートの有無
・別途録音業者様へのご依頼の有無、もしくはホールへの録音依頼の有無
※別途録音業者様が入られない場合には、私どもで三点吊りマイク装置に持ち込みマイクを使用して録音いたします。
その際ホールへの三点吊り装置使用料のご負担をお願いいたします。
三点吊り装置使用料はホールにもよりますが、通常1,000円程度です。
③撮影当日
ホール開館と同時に撮影スタッフが入ります。
ご希望に応じて、リハーサル風景やロビーコンサートなどの撮影もいたします。
ご希望の場合は事前にお知らせいただきますようお願いいたします。
④編集、MA作業
演奏会当時に撮影した映像の編集作業をいたします。
オープニング映像や、エンドロール、DVDメニューなどの制作も行います。
指揮者名や曲目などのテロップは、当日配布のプログラムを基に制作いたしますが、変更がありました際にはお申し付けください。
通常、撮影から2週間程度でジャケット、レーベル印刷を含めたサンプルDVDをお送りさせていただきます。
内容等ご確認いただきまして、直しがありました際には訂正箇所をお知らせ下さい。
⑤お支払い、納品
サンプルDVDの訂正が完了し、DVDの制作枚数が確定されましたらご連絡ください。
合計の請求書を発行させていただきますので、当方でのご入金確認後、DVDの量産を開始いたします。
通常、ご入金から1週間から10日程度での納品となります。
納期にご希望がある場合にはご相談下さい。
なお、納品後の追加生産も可能です。お気軽にお申し付け下さい。
以上、ご不明な点はお気軽にお問い合わせいただければと思います。
長文、お読みいただきまして誠にありがとうございました。
お見積もりとコストダウンの話
私どものWebページにてご案内させていただいております、コンサート映像収録の概算費用は制作費+DVDコピー費という形でご案内させていただいております。
とは言え、見積もりに関して一番気になるところは
「結局DVD1枚いくらになるの?」
というところかと思いますので、1枚あたりの単価の算出例を以下に記します。
(お見積もり例:オーケストラコンサート4カメ収録、DVD50枚の制作として)
制作費用 220,000円(一例です)
DVDコピー費 25,000円(500円×50枚)
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合計 245,000円
1枚あたりの単価は… 245,000円÷50=4900円 ということになります。
製作枚数が多くなるにつれ1枚あたりの単価は安くなりますので、これが仮に100枚の製作ですと、1枚あたり2,700円となります。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、実はこれがコストダウンに繋がっているのです。
吹奏楽などのコンサート映像の制作を専門とする同業他社様でよくある価格設定としましては、「1枚6000円、40枚以上」などという形が多いかと思います(価格はあくまで例です)。
これは一見すると分かりやすいのですが
これですと制作枚数が多くなっても単価は変わらないため依頼者側としてのメリットは「分かりやすい」以外あまりありません。
(もちろん、全ての業者様がこのような価格設定という訳ではありませんが…)
明瞭な価格設定をしようとすればするほど、DVDの製作枚数によって
1枚あたりの単価が変わってしまい、なんだか分かりにくくなってしまいますが、
私どもでは少しでもコストダウンを図るためにこのようなやり方で制作させていただいております。
また、DVD製作の最低枚数も設けておりませんので、極端な話、マスターDVDを1枚だけ作って欲しいという場合でも、喜んで対応させていただきます。
また、お見積もりを提出させていただく際には
上記の例にあります「制作費」の部分の内訳を記しております。
これには撮影費(カメラマンなどの技術料)、機材費、編集費、移動交通費などが含まれており、それらの内訳を記すことによって
「予算が足りないのであと少し削ってほしい」 という時に
「それでは編集を簡易的なものにして編集費を削りましょう」 というやりとりができることになります。
ちょっと複雑なSymphonicsの料金設定ですが、お見積もりはできるだけ分かりやすくなるよう心がけておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
Symphonicsスタート
2008年10月1日
ついにSymphonicsのスタートです。
Symphonicsとは私、佐藤が代表として設立した映像制作・技術プロダクションです。
映像に関する全てのことを取り扱って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。