オーケストラ演奏会撮影
本日は文京シビックホールにて文京区民オーケストラ様の第18回定期演奏会の撮影でした。
プログラムはブラームスのハイドンバリエーション、バルトークのヴィオラ協奏曲、ブルックナーの7番でした。
カメラ台数は全部で4台。そのうち3台は客席に配置しました。
写真の○の部分にカメラがあります。
そして、今回はCDは作らないもののDVDに収録する音はSymphonicsで録音しますので3点吊り装置に自前のマイクを吊りました。こんな感じです↓
マイクを取り付けているステレオバーは東急ハンズで“コ”の字に加工してもらったアルミの棒に黒のパーマセルテープを貼ったもので、その上にある垂直な棒は塩ビの水道管とその部品を組み合わせて作ったものです。どちらも軽くて丈夫で重宝しております。
どうも映像の業者にはDVDに収録する音をあまり重視していないところもあるようですが、Symphonicsでは可能な限りいい音を、と考えております。ホールの音響さんにお願いしてホールが録音する音をいただくこともありますが、吊りマイクはマイクを吊る位置によって音が大きく変わるので自前のマイクをこちらの判断で吊った方が好きなようにできます。ちなみに今回の音はVTRへ直結ではなくProToolsというソフトを使ってパソコンで録音しました。
さて、今日の一枚。
舞台袖に並んだチェロのケース。色とりどりで可愛かったのでつい撮ってしまいました。
撮影の合間
今日はお仲間業者様から依頼されたマンドリンオーケストラの撮影でした。
そして明日は文京区民オーケストラ様の撮影です。
撮影が連続するときは機材車を事務所ではなく自宅の近くのパーキングに停めるのですが、そこは22時を過ぎると夜間料金で安くなります。
今日の撮影が終わって現場の川崎から帰ってきた時点で22時までには少し時間がありました。
時間調整に近所をドライブ!ということで東京タワーを一周してきました。
写真はその時に同行したスタッフに携帯のカメラで撮ってもらったのですが(私は運転中のため)、レンズの周りが汚れていて逆に幻想的な画になりました。
さて、明日もがんばります!
同業者の社交場
InterBEEへ行ってきました。InterBEEとは国際放送機器展のことで、毎年11月に幕張メッセで開催されています。国内、海外の放送機器メーカや代理店などが一堂に会し、様々な機材が展示されています。
私は立場や在籍は違えど、2003年から毎年InterBEEへ出向いております。
現地ではどうも機材を見て回るよりも、久しぶりに会う方々にご挨拶している時間の方が長かったような気がします。 以前勤めていたテレビ番組系技術会社の方々や、放送局勤務の大学の同期や、現在お世話になっている取引業者の方々…
それでも、的を絞って見たい機材は見て触れて来ることができました。
いい機材があるからと言って決していい仕事ができる訳ではありませんし、何より大事なのはその機材を扱う技術や感性であるのは言うまでもありません。
しかし、この世界では、特にHD化の流れのある現在においては、機材選びが今後の明暗を分けてしまうこともあり得ますので、見聞を広げておくことは非常に重要かと思います。
ご近所撮影
今日は事務所からすぐ近くの学校での撮影でした。内容はオーケストラの演奏会撮影です。
当初の予定では仕込み時間がほとんどなとのことで、いつものような現地でのスイッチング撮影を諦め、ENGカメラを4~5台使ってのパラ撮り(※)をするつもりでした。その場合持って行く機材は(カメラ+三脚)×台数分+ワイヤレスインカムで済みますので(音声は別チームのため)、事務所から数百メートルの距離ならリヤカーで運んではどうかと思っておりました。が、別のスタッフに猛反対され(もちろん、私もリヤカー運搬を本気で考えていた訳ではありませんが)その場合はタクシーでどうか、ということになりました。その方が駐車場代よりも安いだろう、と。
結局、仕込み時間が十分にあり、車も現地に置かせていただけるとのことで、いつもの機材を機材車を使って現地入りしました。
これまでで一番移動距離が少ない撮影でした。
※パラ撮り…複数台のカメラで同時に撮影を行うこと。今回の場合では、各カメラマンにディレクターの指示をワイヤレスインカムで飛ばし、それぞれのカメラの映像の切り替えは現地では行わず、編集時に行う予定でした。
制作撮影
ここのところ、演奏会以外の制作撮影が続いております。
彫刻家の方の製作ドキュメント、インターネット放送用の撮影、小学校の卒業記念DVD制作のための撮影委託業務…
数年前に予備機のつもりでSONYのHVR-Z1Jというカメラを導入したのですが、最近では演奏会撮影をのぞくと肩乗せのENGカメラよりもよく稼働しております。
この手の小型カメラの利点としてはバッテリーや三脚も小型になるため電車移動ができる、現場での機動性がいい、そして小型であるが故、撮られる側が多少なりともカメラを意識することなく自然体でいられる、といったところでしょうか。
もちろん大型のENGカメラにもいいところがたくさんあります。インターネット放送用の撮影ではENGカメラにショートズームレンズをつけて一日中駆け回っておりましたが、映像表現としてはこちらの方がカメラマンの意図する映像が作りやすく、操作がしやすく、当然のことながら画質が良いんですね。
状況に応じて道具も上手に使い分けていくことが必要です。そのためにも小型カメラも大型カメラも条件反射的に操作ができるよう、体を慣らしておく必要があります。