サンプル映像配信開始!
Symphonicsではオーケストラ演奏会のサンプル映像をWebページに掲載すべく準備を進めて参りましたが、この度漸く掲載できる運びとなりました。
サンプル映像は下記URLからご覧いただけます。
http://symphonics.jp/sample.html
ご協力いただきました阪哲朗様、中橋健太郎左衛門様、立命館大学交響楽団様、本当にありがとうございました。
カメラ台本作成中
今週末は大忙しです。
土曜日は制作モノのロケがあり、日曜日は埼玉県で吹奏楽演奏会の撮影です。
クライアントさんより日曜日の吹奏楽演奏会の参考音源CDが届きました。
被写体となる吹奏楽部さん自らの演奏ですが、これがなかなかのいいサウンド。
それを聴きつつカメラ台本を作成しております。演奏から部員達の真面目さ、音楽に対する姿勢が見えてきて、俄然やる気が出ます。
まずスコアを読みつつカメラ割りを書き込み、それを基に台本を作成。
ディレクターが(自分ですが)ステージ袖のベースでスコアを読みつつ、カメラマンが画を構成していくスタイルで撮影します。
実は私は…
小学校時代…オーケストラ部でトロンボーン
中学校時代…吹奏楽部でチューバとトロンボーン
高校時代…吹奏楽部でチューバとトロンボーン(ついでに学生指揮)
大学時代…アマオケでトロンボーン
という音楽遍歴です。
現在はもう楽器を手放してしまいましたが、今でも演奏会の仕事に行くと楽器を吹きたくなります。
うーん、目の前に防音のMA室もあるし、また楽器始めようかなぁ…
モニターキャリブレーション
編集用PCの液晶モニタのキャリブレーション(※)をしてみました。
編集時には映像の最終確認はSONYの業務用モニタで行っておりますので、これまでPC用の液晶モニタの色などはほとんど気にせずに使っていました。
しかし、その液晶モニタでWebや印刷の仕事もしますし、テロップをPhotoshopで作っていることなどを考えると、当然ながら正しい色で表示されるべきだろうと思ったのです。
キャリブレーションに必要なツールはここからレンタルしました。
買うとなると結構高いですし、そう頻繁に使うものではありませんのでレンタルはなかなかいい手かもしれません。
そういえば、ブラウン管が帯磁した時に消磁器というものを買ったのですが、一度使ったきりでもう何年も使ってないですね… 消磁器レンタルでも始めてみ… たところで借りたい方ってそうそう居ないでしょうねぇ…
next-zero ~Eye-One Display2 レンタル~
http://next-zero.com/Lib/eyeone-rental/
※モニターが正しい色を再現できるように校正すること
録音ベース
上の写真は一昨日の日曜日の収録現場の録音ベースです。
右からヘッドアンプとオーディオインターフェイス、Pro tools用のMac、オーディオミキサーです。
写真にはありませんがホールの三点吊り装置にMBHOというドイツのメーカーのマイクを吊っています。
ホールの方で当日納品のCDを作るということで、こちらの吊りマイクの音をホールの音響さんへ送りました。
個人的にドイツ製品のかっちりした作りが好きで、マイク以外も三脚はドイツのSachtlerというメーカーのものを使っています。
ちなみに、Symphonicsのロゴの「カメラ君」はドイツ国旗の三色です笑
演奏会情報
今度の日曜日に私の大学時代の先輩が所属されている吹奏楽団の演奏会が開催されます。
ホワイトクラウズウインドアンサンブル 第21回定期演奏会
4月19日(日) 練馬文化センター小ホール
13:30開場 14:00開演
ホワイトクラウズウインドアンサンブル様は一昨年より私どもが定期演奏会のDVD制作をさせていただいております。今年もSymphonicsが撮影に参ります。
明日、明後日と天気がぐつつきますが、週末は晴れそうです。
演奏会の成功をお祈りいたします。
音声ケーブル作り
音声用のケーブルが古くなってきた&足りなくなってきたため作ってみました。
作ると言ってもメーター売りのケーブルにコネクタを半田付けするくらいですが。
とは言え2箇所×12本の半田付けはなかなか疲れました。
高校時代にPAの会社でアルバイをトしていた頃から「ケーブル=作るもの(既製品を買うものではなくてという意味)」という概念でしたが、これが無意識のうちに色々勉強になっていたのかもしれません。
マイクケーブルを作れば音声のバランス、アンバランスを覚え、BNCケーブルを作ればコンポジット、コンポーネント、SDI、HD-SDI、3値シンク、ワードクロック… など、ケーブルを切欠に得た知識は色々ありました(上記の全部が全部をケーブルから知った訳ではないのですが…)。
…と、同業者様以外にはなんのこっちゃ?という内容のブログになってしまいましたが、たまにはこんな記事もいいかなと。
音質向上計画
オーケストラ映像は音もよくなくちゃね、というのがSymphonicsの考え方です。
VHS納品が主流の頃とは違いDVDが主流の現在では、スペック的にはCDをも超える音質で納品することができるようになりました。
オーケストラなどの演奏会で撮影とは別にCD録音などをご依頼いただいた場合には録音専門のスタッフが録音を行いますが、DVD製作のみの場合でも可能な限り音はVTRとは別に収録しております。
最近では低予算でハイビジョン収録を行うために、HDVというフォーマットを使って収録する機会も増えました。このHDVは規格上、音声はAACというフォーマットで圧縮されてしまうのです。それでも聴いた感じ悪くなければいいのかもしれませんが、どうもはっきりと「圧縮された音」と判ってしまいます。
そのためにも音楽モノの場合には「音声別収録」を行っております。
さらにはホールの三点吊り装置を使う場合にも、マイクそのものや吊り位置などをホールの音響さん任せにはせず、自前のマイクを持ち込んで時間の許す限りいい音を求めてマイク位置を試行錯誤しております。
現在、ヘッドアンプというマイクの音を増幅させる機器の動作チェック中です。
この機械はヘッドアンプの性能も大変優秀なのですが、さらにライン入力も可能な上、AD変換(アナログ信号をデジタル信号に変換することです)までできてしまうスグレモノです。
映像収録だけでここまでの機材を持ち込む業者は珍しいのかもしれません。
うーん、何故そこまでやるかって単に録音が好きだからなのかもしれません。元々、映像よりも先に音に興味を持っていましたので…
(とは言っても幼少期~小学生までの話ですが)