私どもシンフォニクスはあらゆる映像コンテンツを生み出すプロダクションです。 このブログは、そんな私どもの日常を綴って参ります。

出会いの年

2009 - 12/31 [Thu] - 07:44

気がつくと大晦日ですね。
なんだか、2000年~2009年の10年間はもの凄く早く過ぎ去っていったように感じます。

さて、今年一年皆様には大変お世話になりました。
今年は本当に「出会い」の多かった年だと思います。

この「出会い」を重ねていくことで、企業としても人としても、より成長していけるのではないかと思うのです。

そして何より有り難く思うのは、今年1年の仕事が全て無事故で無事に終えることができたということです。

4回の関西出張もあり、日本全国を駆け回った…というと大袈裟ですが、たくさんの現場をスタッフの病気や怪我、機材のトラブルなどなく終えられたことは本当に皆様のおかげであり、感謝するものであります。


大学時代にスタッフとして入っていた放送局の編集機に
「仕事は常に上機嫌で」
と書かれた紙が貼られていました。

上機嫌で仕事ができる環境にいること自体、幸せなのかもしれませんが、意識的にそのように自分を仕向けることで、多少の困難でも乗り切ることができるものと思っています。

今年は何かと暗い話題の多い一年でしたが(…と、毎年言われている気もしますが)、来年は皆様にとって上機嫌な一年になりますことを願っております。

それでは、皆様、よいお年をお迎えください。

撮影納め

2009 - 12/28 [Mon] - 22:28

今日の東京は暖かくて過ごしやすかったですね。
街はすっかり年末ムード。そして私もやっと年末気分になってきました。

昨日まで3日連続撮影でした。3日で4現場。かなりハードです。
それぞれ撮影フォーマットや機材も違うので毎日緊張の連続でした。
吹奏楽演奏会の撮影が1現場とオーケストラ演奏会の撮影が3現場でした。


yokosuka.jpg

こちらは2日目の横浜市立大学管弦楽団様の演奏会撮影現場です。
会場は横須賀芸術劇場でした。

ここのホールは何度か撮影に来ていますが、自前で録音をしたのは今回が初めて。
舞台の奥行きがかなりあるにも関わらず、ホールの三点吊り装置があまり前に出ない構造です。
本当は指揮者の頭上近くにマイクを吊りたいところですが、そうはいかず。
リハーサル中に試行錯誤して、吊り位置を変えたり、マイクを変えたりしてやっと納得の音が録れました。
もちろん映像も4台のカメラでばしっと撮影。
今回は16:9ワイド画面での撮影でした。
演奏会も大盛況でした☆

edogawa.jpg

こちらは3日目の東京大学フィルハーモニー管弦楽団様の演奏会撮影現場です。
会場は江戸川区総合文化センター。ここのホールは何度も撮影と録音に来ていますので、色々と気が楽です。
中プロのボロディンの1番は初めて撮影しましたが、とても楽しい曲で、なおかつ撮影にあたって色々と鍛えられる曲でした。
撮影のカメラ割りを考えるにもこの曲が一番時間がかかりました。
無事に撮影を終えられほっとしております。

こちらも16:9ワイド画面での撮影でした。
オーケストラの撮影はワイド画面の方がフレームの収まりが格段にいいですね。


もう一つの現場は横浜国立大学管弦楽団様の定期演奏会。会場は鎌倉芸術館でした。
現場写真がないのですが、こちらはカメラ4台のハイビジョン撮影でした。
メインプロはブラームスの4番。今年多いですね。今年4回目のブラ4の撮影でした。

いずれの演奏会も大盛況のうちに終えられましたので、オーケストラの皆様も打ち上げは大いに盛り上がったのではないでしょうか。

私どもSymphonicsも今年の撮影が全て終わった夜に、事務所近くの中華料理屋さんでプチ忘年会をしました。
色々な意味でとてもおいしいビールでした。

2009122821380000.jpg
さて、こちらが3日間で撮影したテープです。
これから編集作業に入ります。皆様、完成までもう少々お待ち下さい。

滋賀出張

2009 - 12/21 [Mon] - 22:13

先週は立命館大学交響楽団様の第102回定期演奏会の撮影のために滋賀に出張しておりました。

会場はびわ湖ホール。昨年の定期演奏会の撮影でも参りました。
今回はカメラ4台でのスイッチング撮影。Symphonicsのオーケストラの撮影ではスタンダードな構成です。

1C.jpg 2C.jpg
↑上手側のカメラ                ↑センターカメラ

3C.jpg 4C.jpg
↑下手側のカメラ                ↑ステージ上の指揮者用カメラ

ここのホールは客席数のわりにはカメラケーブルは短くて済む上に、敷設もしやすいのです。
これらのカメラの映像は上手袖の収録ベースに送られ、ディレクターがスコアを読みつつ出した指示に沿って撮影された映像がスイッチング収録されていきます。

今回は撮影の他に録音のご依頼もいただきました。

Mic.jpg
↑三点吊りマイク装置につけた持ち込みマイク
色々な事情があってマイクを4本吊っていますが、通常は2本です。

演奏会は大盛況で、撮影も順調に終えることができました。

夜公演のため、その日は一泊して翌日に帰京。
帰りには雪の冠を被った見事な富士山が見えました。
20091221221001.jpg


シンフォニクスは全国どこへでもカメラを担いで駆けつけます。
遠方の方もどうぞお問い合わせ下さい。

年内、まだまだ落ち着きません。
インフルエンザなど流行っておりますので、予防のために手洗いとうがいを励行しております。
皆様も十分にお気をつけくださいませ。

師走狂想曲

2009 - 12/16 [Wed] - 11:58

今日も寒いですね… 皆様、風邪やインフルエンザなどには十分気をつけましょう!

先日、事務所から自宅へ自転車で帰る際に東京タワーを経由して帰ってみました(自宅と東京タワーは逆方向なのですが…)。
以前このブログにも書きましたが、東京タワーでは19:30から20:00までクリスマス・ライトダウンストーリーというイベントをやっておりまして、イルミネーションが変わります。
携帯のカメラで撮ったのですが、こんな感じになっておりました。

20091216110027.jpg
これ、動画で撮ってみたいですねぇ。


さて、Symphonicsは明日から滋賀へ遠征です。立命館大学交響楽団様の第102回定期演奏会の撮影です。
滋賀から帰ってきてから今度は神奈川、東京でのオーケストラ演奏会撮影が続きます。

ということで、以下演奏会情報です。

★立命館大学交響楽団 第102回 定期演奏会★
◇日時 2009年12月18日(金) 開場 18:00 開演:19:00
◇会場 びわ湖ホール 大ホール
◇指揮 金 聖響(客演)
◇曲目
  ブルックナー 交響曲第9番
  ワーグナー 楽劇《トリスタンとイゾルデ》より前奏曲と愛の死
◇入場料 一般 1000円 大学生以下(学生証提示)700円
*誠に勝手ながら乳幼児の入場はご遠慮頂いております。
※当日券の販売あり
詳しくはこちら(立命館大学交響楽団様 公式サイト)


★横浜市立大学管弦楽団 第40回記念定期演奏会★
◇日時 2009年12月26日(土) 開場 14:30 開演:15:00
◇会場 横須賀芸術劇場
(京浜急行汐入駅より徒歩1分 JR横須賀線横須賀駅より徒歩8分)
◇指揮 山田和樹 ※バッカナールのみ、肥後静香(学生指揮者)
◇ピアノ 前田勝則
◇曲目
  シベリウス 交響曲第2番 二長調
  ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
  サン・サーンス 歌劇『サムソンとデリラ』より「バッカナール」
◇入場料 前売り 800円 当日 1000円
詳しくはこちら(横浜市立大学管弦楽団様 公式ホームページ)


★横浜国立大学管弦楽団 第93回 定期演奏会★
◇日時 2009年12月27日(日) 開場 13:20 開演:14:00
◇会場 鎌倉芸術館
◇指揮 新田ユリ
◇曲目
  ヨハネス・ブラームス 交響曲第4番
  芥川也寸志 交響管弦楽のための音楽
  ジャン・シベリウス 音詩「エン・サガ」
◇入場料 前売り券 800円 当日券 1000円
詳しくはこちら(横浜国立大学管弦楽団様 公式ウェブサイト)


★東京大学フィルハーモニー管弦楽団 第24回 定期演奏会★
◇日時 2009年12月27日(日) 開場 13:30 開演:14:00
◇会場 江戸川区総合文化センター
◇指揮 濱本広洋
◇曲目
  ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
  ボロディン 交響曲第1番
  リスト ハンガリー狂詩曲第2番
◇入場料 入場無料、全席自由
詳しくはこちら(東京大学フィルハーモニー管弦楽団様 公式ホームページ)

忙しい年末ですが、素敵な音楽で癒されてみてはいかがでしょうか。

師走のお仕事

2009 - 12/15 [Tue] - 11:52

まずは先週の金曜日。
午前中にコーヒーをすすりつつ、仕事納めとなるであろう撮影のカメラ割り。
20091215112726.jpg
ボロディンの1番は聴いているととても楽しい曲なのですが、撮影するとなると非常に悩ましい曲であります。

午後からは初台のオペラシティへ。
20091211232431.jpg
すっかりクリスマスムードです。
この日の撮影は内容はオペラの1カメ撮影。とは言っても記録とCM用の素材撮りですので、流れを忠実に記録するよりもアップ映像がたくさん欲しいとのこと。

20091215112728.jpg
1階席最後方の映写室からの撮影でした。
レンズのエクステンダー(※)を入れっぱなしにして、色々なサイズで撮影。
アップ多めの撮影は色々と気を使いますが、内容がとても楽しかったのであっという間に撮影が終わりました。



IMG_2826.jpg
続いてこちらは所沢での第九の撮影。4カメパラ撮りでした。

20091215114236.jpg
こちらはステージ袖の録音ブース。パラ撮りですので、音と映像は別々に収録しました。
吊りマイクに持ち込みマイク取り付け、リハーサルの音を聴きつつマイクの位置や角度を調整しベストポジションに追い込みます。3点吊りマイクの2チャンネルのみの録音ですので、非常にシンプルな録音ベースです。
第九はソリストにもマイクを立てたいとことですが、ここのホールはステージから袖までケーブルを通すにはドアを完全には閉められなくなるとのことで断念しました。
それでもそこそこのクオリティで録音できたのではないでしょうか。


さてさて、年内まだまだ気が抜けません。
Symphonicsでは、このように様々な収録形態に対応いたします。
映像に関するどのようなことでもお気軽にお問い合わせください!


※エクステンダー…焦点距離を2倍にするための機構。つまり2倍大きく撮影することができるようになる。例えば20倍ズームレンズであれば40倍相当の望遠撮影が可能になる。

第九の撮影

2009 - 12/08 [Tue] - 12:35

20091208113454.jpg

昨日は池袋の東京芸術劇場にて第九演奏会の撮影でした。

今年の第九の撮影は3回。昨日は2回目で、今週末が最後です。

前回は4カメスイッチング収録でしたが、今回は4カメパラ撮り。
4台のカメラの映像を現場でのスイッチングはせずに編集時に組み立てることになります。

上の写真は下手側のカメラで、対照の上手側にももう一台有人カメラが居ます。
そして、下手袖のステマネ室に小窓越しの指揮者用カメラを設置し、3階席後方にある映写室にはステージ全体を撮影するためのカメラを設置しました。

20091208113458.jpg
↑小窓越しの指揮者用カメラ。ガラスの反射防止のために黒布で覆ってあります。

↓同じくステマネ室の録音ブース。
20091208113456.jpg

VTRやカメラなど映像機器に入れた音はどうしても音質が悪いため、基本的に音は別に収録しています。

今回はプロオケのコンサートのため指定席ですが、上記のように客席をつぶすことなく撮影することができました。
スタッフはもちろんスーツ着用です。あくまで演奏会では撮影・録音は脇役ですから、我々撮影スタッフも聴衆の皆様に気持ちよく鑑賞していただけるように配慮することが必要と考えています。

さて、年内はまだまだ撮影が続きます。

年内はどうやらプライベートで演奏会を聴きに行く時間はなさそうです…

お歳暮が届きました

2009 - 12/04 [Fri] - 18:34

20091204183453

さて、お仕事仲間のYちゃんから事務所にお歳暮が届きました。

中身は大好きなシベールのラスクでした。
ありがとう、Yちゃん。

From the New World

2009 - 12/03 [Thu] - 20:06

20091203180431

今日の東京は雨ですね。しかも気温がかなり低く寒いです。皆様、体調は崩されてませんでしょうか。

さて、今月は音楽関係の撮影が目白押しです。オーケストラの撮影が7本(さらには吹奏楽も1本、オペラも1本)。
年越しまで気の抜けない日々が続きますが、今日はオーケストラ撮影の準備にあてました。

カメラ割りを考え、スコアに書き込んでいきます。
撮影時にはこのスコアを読みつつ、カメラマンに指示を出して映像を組み立てます。
経験豊富なプロのカメラマンは、指示を聞いて的確な画を作りだしてくれます。

このカメラ割りを考える仕事はとても楽しい仕事の一つでもあります。
頭の中でどのように撮ろうかと想像し、それを形にしてスコアに書き込んでいく。
しかし、このカメラ割りは映像の出来の善し悪しに直接影響しますので、気合いを入れて望まねばなりません。

この仕事はSymphonicsのWebページに書いてある
「映像には『これしかない』という正解はありません。正解がないからこそ夢中になれます」
という文言がそのまま当てはまりますね。


さて、明日は晴れるようです。
少し早起きして都内サイクリングをしてから出勤しようかなぁ…

コンサート映像 ハイビジョン4カメ撮影

2009 - 12/02 [Wed] - 10:59

先日は合唱のコンサートの撮影でした。ハイビジョン4カメ撮影です。とは言っても映像スタッフは2名(別に音声班が2名です)。

センターカメラ(無人)↓
20091201141555.jpg

上手側カメラ↓
20091201141553.jpg

下手側カメラ↓
20091201141551.jpg

カメラの上についている液晶モニタは相手側カメラの映像を確認するためのものです。チーフカメラマンが相手カメラに使いどころを知らせるためのタリースイッチを使って撮影していきます。

このほかにステージ上にリモコン制御の指揮者用カメラがあります。
リモコンカメラというか、ラジコンカメラというか…
Symphonicsでは電波を使ったリモコンを使い、ワイヤレスでカメラを制御できる装置を自作して使用しています。
電動雲台と呼ばれる、カメラを上下左右に動かして画角を決める装置と、カメラのズーム、録画スタートストップをワイヤレスで制御できるのです。そのカメラの映像も電波で送ることができますので、ホール内をケーブルを引き回さなくても済むのです。

これら4台のカメラで撮影された映像を編集時に組み合わせ、映像を構成していきます。
とは言え、現場である程度作り込んでおかないと編集時に「使える画がない!」となってしまいますので、カメラマンは細心の注意を払っての撮影です。
今回は諸々の都合でスコア読みディレクターがおらず、現場でのスイッチングもしないため、カメラマン同士のチームワークが大切! ひとまず無事に撮影を終えることができました。

気がつくとカレンダーは師走。今月も撮影案件をたくさんいただいております。年末ギリギリまで気が抜けませんが、体調管理を万全にして過ごしたいと思います。

ところで!昨日、事務所の近くを自転車で走っていたのですが、東京タワーが今までに見たことのないイルミネーションになっていました。写真を撮ろう!と思ったのですが生憎携帯のカメラしか手元になく、とても携帯のカメラでは写りそうもないイルミネーションだったため撮影は断念しました。しかも気づくとまだ早い時間なのに消灯?

気になって調べたのですが、『東京タワー クリスマス・ライトダウンストーリー』というイベントだったんですね。今度写真が撮れたらUPします。

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代表プロフィール

symphonics

Author:symphonics
代表取締役
佐藤政幸(さとう まさゆき)
1980年生まれ。
2004年に秋田大学を卒業。在学中にNHK秋田放送局をはじめ、多くの映像制作・技術会社のスタッフとして映像制作業務に携わる。
大学卒業後、都内の大手放送技術プロダクションである株式会社東通に入社。撮影、編集業務において数多くの番組製作に携わる。

自身が小学校~大学時代まで、吹奏楽とアマチュアオーケストラでトロンボーンを担当していたこともあり、音楽映像に関しては人一倍のこだわりがある。