私どもシンフォニクスはあらゆる映像コンテンツを生み出すプロダクションです。 このブログは、そんな私どもの日常を綴って参ります。

なんでも撮ります!

2013 - 07/23 [Tue] - 19:35

ゲリラ豪雨の東京ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私の出身高校は甲子園予選では惜しくも敗退してしまいましたが、吹奏楽部が地区大会で最優秀賞だったとのこと!
是非ともがんばっていただきたいですね!

今週から色々撮影です。
ピアノのコンサート、吹奏楽コンクール、オーケストラ演奏会、歌謡コンサートのテレビ番組収録など。

ということで積み込み開始ー!


まずは三脚を縦に積みます。


次に硬いもの。スイッチングラックや音声卓など。


カメラ台や台車を並べて、その上にカメラケーブルを平に並べて、さらにその上にカメラを並べて積み込み完了!



昨日は珍しくピアノの演奏会の収録でした。

録音はマイク4本。


カメラは客席最後列に2台と…


ステージ上に1台。


リモコンカメラは連打の時に役に立ちます!

収録ベースは上手袖。


2号さんスイッチング。


ひとまず無事に終了しました。

ではでは、暑い夏、まだまだがんばります!

m.sato

Adobe EncoreでのBlu-rayオーサリング時の不具合

2013 - 07/12 [Fri] - 18:34

このブログにしては大変にマニアックな情報なのですが、同業者の方に向けて書きたいと思います。

一昨日あたりからずーっと悩んでいたAdobe EncoreでのBDオーサリングの不具合の原因と回避策を見つけましたのでここに報告いたします。

【症状が再現したソフト】
Adobe Encore CS5およびCS6

【症状】
Blu-rayの規格に沿ったトランスコード済みのAVCHDファイル(.m2ts)をAdobe Encoreに読み込みオーサリングしたところ、実際には打っていない箇所に勝手にチャプターが打たれてしまう。

【原因】
同一のタイムラインに複数のビデオファイルを並べて配置していたため。

【回避策】
一つのタイムラインに配置するビデオファイルを一つだけとする。



以下、もう少し詳しく記します。


私の場合は編集にgrassvalley EDIUSを使用しております。

Blu-rayのオーサリング時にはEDIUSのタイムラインから直接、Blu-ray規格に準拠したAVCHDファイルを書き出し、そのファイルをAdobe Encoreに読み込んでオーサリングを行っております。

これは、トランスコードにかかる時間を節約するためと、少しでもワークフローを単純にすることで、起こりえるミスを最小限に減らすためです。

チャプターの打ち込みやメニューの作成、メニューからのチャプターへのリンクなど、順調にオーサリングを進め、プレビューで問題ないことを確認し、Blu-rayイメージを出力。
出力したイメージファイルをBD-Rディスクに焼き、プレイヤーで再生したところ、実際には打っていないポイントにチャプターが入っておりました。
また、そのタイムラインではエンドアクションが動作しませんでした。

色々と原因の切り分けを行っているうちに気づいたのが、勝手に打たれてしまうチャプターポイントのタイムライン上のタイムが、同一タイムラインの二つ目に配置したビデオファイルのデュレーションと同じということです。





そこで、一つのタイムラインに配置ビデオファイルを一つとし、二つ目に配置したビデオファイルは別タイムラインに配置してエンドアクションでこれらを繋げることで、正常動作となりました。


制約はあるものの、ひとまず不具合の回避策として、今後はこの方法でオーサリングを行っていきたいと思っております。




気がついてしまえば、そんなことかぁと思ってしまうのですが、これに気づくまでに丸二日かかりました笑

そして、プレビューでは発生せず、実際に盤に焼かないとチェックできない不具合のため、少し設定や素材を変えてはビルド、ライティングを繰り返すため、一度の検証に大変時間が掛かったのでした。
そして、この二日間で検証に使われ散ったBD-Rディスクは十数枚…

とは言え、スッキリした結果を得ることができたので、結果オーライでしょう。



それと、同ソフトでもう一つ確認できている不具合があります。

Blu-rayの規格に沿ったトランスコード済みのAVCHDファイル(ファイルサイズはBD-Rに十分に入る22GB程度)をAdobe Encoreに読み込みオーサリングしたところ、ビルド時に表示されるディスク情報に、使用されている領域が実際よりも大きく表示され、なおかつプロジェクトのチェック時に「プロジェクトサイズがディスク容量を超えています」と指摘されます。

しかし、これを「無視して続行」すると、然るべきファイルサイズのイメージファイル、もしくはフォルダを書き出すことができます。

これに関しては、原因等よく分かりませんが、「プロジェクト設定」の「トランスコードの初期設定」内の「オーディオトランスコード」の設定をリニアPCMにするか、Dolby Digitalにするかで、ディスク情報に表示されるサイズが変わる、というところまでは把握できました。


以上、私が見つけた不具合と回避策でした。

グラスバレー ノンリニア映像編集ソフトウェア「EDIUS 7」を発売

2013 - 07/08 [Mon] - 17:47

めずらしく、編集ソフトについてのお話です。

edius_pro_7_box.jpg


グラスバレー ノンリニア映像編集ソフトウェア「EDIUS 7」を発売
マルチレイヤー4K映像のリアルタイム編集を実現


・最新のマルチコアCPUへの対応に加え、メモリ使用を最適化することで、 4K映像のリアルタイム編集を実現
・XAVC、AVC-Ultra、EOS-1D Cなど最新の映像ファイルフォーマットに対応
・サードパーティー製I/Oハードウェアに対応
・お客様の要望に応えた新機能により、より快適な映像編集環境を提供

とのことです。

一番大きいのは「サードパーティー製I/Oハードウェアに対応」というところでしょうか。
とりあえず、Blackmagic Design 社とMatrox 社のハードウェアに対応するそうです。

AvidやFCP、Premiereをお使いの方からは乗り換えるにはいいタイミングかもしれませんね。


http://www.grassvalley.jp/press_releases/2013/edius_7.php

(1号)

美しい積み込み

2013 - 07/08 [Mon] - 12:55

梅雨があけました! こんにちは!

私、梅雨があまり好きではないんです。
生まれ育った秋田では、梅雨の間は本当に雨が多く、さらには梅雨も長い年が多く、私が大学4年生の年はなんと「梅雨明けなし」。
梅雨のまま秋の長雨に突入するという、なんともどんよりした年でした。

さて、いつものように(?)特にネタもなくブログの更新です。

iPhoneを漁っておりましたところ見つけた写真でブログの更新。

機材の積み方が美しいと、巷で評判の(!?)シンフォニクス機材車。
撮影機材と録音機材を一式積むとこんな感じです。


満載しても5人乗れて、ちゃんと後ろが見えるんです。

次は、ちょっと工夫をしてみましたの話。

シンフォニクスで愛用しております三脚の一番古いのはVintenというメーカーのvision10LFというもの。
どの三脚にもついている水平を出すための水準器。
残念なことに、この機種は水準器が光らないので、暗いところでは見えにくいのです。


そこで、小型のLEDライトを両面テープで貼り付けました!


あかあかあか あかるいよ!(やつ○いちろうさん風に)←あまり知っている人いない気が…



そんな、どうでもないシンフォニクスの日常でした。

で、本日は絶賛生産中!




シンフォニクスはDVDもBlu-rayも同じ価格!(お金を集める係の人に優しいですね!)
お好きな方をお選びくださいませ。

さらには、同時にCDの制作もお勧めしておりますので、詳しくはお気軽にお問い合せくださいませ!

紙の話

2013 - 07/02 [Tue] - 10:24

こんにちは。2号です。

弊社事務所があります文京区は、昔からの土地柄で出版社が多いです。
流れは、東京大学(当時は東京帝国大学)ができ、大学の周辺に出版社・印刷会社が集まり、さらに、その近くに明治の文人たちが集まったと言われています。

さて、今回は、出版社から勝手に連想して紙のお話です。
私2号は、紙が好きで、CDのジャケットに使われている紙など、いつも興味津々です。

以前、CD制作会社にいた際は、このジャケットは、「マットコートがいいねー。」とか「PP加工したいね。」「厚さは、110kgだな。」など、ジャケットの紙について話したものです。

マットコート?PP加工?
これは、いわゆる紙の種類と紙を印刷したあとの加工のことです。みなさんの身の回りで例えるならば、コピー用紙、わら半紙が分かりやすいのではないでしょうか。
PP加工は、印刷したものにフィルムを貼ること。と、言うのがわかりやすいですかね。
想像する通り、フィルムを貼れば光沢が出ます。そして、強度が出ます。これにより、色の発色がよく見えたりします。もちろん、わざと加工しないものもあります。


さて、あとは、○○kgという表現。
簡単に言ってしまえば、紙の厚さですね。(正確にいうとちがうのですが…)
よく、○○紙○○kg。と、言いますが、厚さでkgの単位はピンと来ない人もいるでしょう。
紙の厚さは、ある規定の寸法に仕上げられた紙1,000枚のことを1連(1R)と呼び、連量とは1連の紙の重量のことをいい、単位はkgで表示します。
なので、重ければ重いほど、紙が厚い。と、言うことです。
ただし、違う紙の種類で比べたとき、同じkg=同じ厚さ。とは、限りません。あくまで、1000枚集めたときの重さ。ですからね。


そうそう、紙の話のついでに…
紙には、向きがあり、しなりやすい向きがあります。とある出版社さんの楽譜の紙はその紙の向きにこだわって印刷をしていました。そうすると、楽譜がめくりやすくなるそうです。

なるほど!


広辞苑の紙もよく考えられています。
上に書いたように、めくりやすい。と言うのもありますが、
・印刷が裏映りしない。
・目が疲れにくい。
・持ち運ぶので、なるべく軽くする。
と言うことに気を利かせて作られているそうです。


配信や電子辞書など、とても便利ですが、こう細かい部分まで考えられていると、やっぱり、実際のものを見て、触って、手元に残しておきたくなるのが、私です笑

ある人から、手元に残したがるのは日本人だけなんだよ。と、言われましたが、それでも良いではないですか!笑


(・Θ・) 2号

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代表プロフィール

symphonics

Author:symphonics
代表取締役
佐藤政幸(さとう まさゆき)
1980年生まれ。
2004年に秋田大学を卒業。在学中にNHK秋田放送局をはじめ、多くの映像制作・技術会社のスタッフとして映像制作業務に携わる。
大学卒業後、都内の大手放送技術プロダクションである株式会社東通に入社。撮影、編集業務において数多くの番組製作に携わる。

自身が小学校~大学時代まで、吹奏楽とアマチュアオーケストラでトロンボーンを担当していたこともあり、音楽映像に関しては人一倍のこだわりがある。