私どもシンフォニクスはあらゆる映像コンテンツを生み出すプロダクションです。 このブログは、そんな私どもの日常を綴って参ります。

アンサンブルコンテスト秋田県大会 ~技術的なところについて~

2020 - 02/07 [Fri] - 17:41

ブログでは久しぶりの登場です。サトサンです。

先日のアンサンブルコンテスト秋田県大会では、たくさんの方にブースに足をお運びいただきましてありがとうございました。
ただいま、商品を絶賛生産中でございますので、発送まではあと少しお待ちください。

さて、私は今回の収録の技術的な部分について書いてみようと思います。

アンサンブルコンテストの収録は3台のカメラで行っております。



↑こちらが1カメ。
リモコンカメラです。ということは無人です。



↑こちらが2カメと3カメ。
2カメはアンサンブルのGS(グループショット)で固定です。
3カメはカメラマンが操作します。36倍レンズをつけていますので、ホール2階席からでも楽器の手元まで寄った映像を撮ることができます。

収録ベースはこんな感じです↓



左のラックが映像機材で、それ以外が録音機材です。
圧倒的に録音機材の方が多いですね。

デジタルミキサーを使うことで、ここまで機材を持ってこなくても同じような機能はあるのですが、どうしても私の制作魂が機材量に表れてしまいます笑


映像のスイッチングとリモコンカメラの操作は一人で行います。



映像スタッフはカメラマンとリモコンカメラ兼スイッチャー、そして記念写真撮影シーンを撮影するENGカメラがおります。




写真撮影シーンのあとは、一人一言インタビューも収録させていただきました。
10年後に見ても、20年後に見ても、記念になる映像を目指しております。


さて、録音についてですが、即売CDを販売する関係で色々とがんばらなくてはいけません。

メインマイクはホールの三点吊り装置に取り付けているのですが、そのほかにステージ下にサポートマイク。
写真にはありませんが、バウンダリーマイクも使用しております。






↑下の赤いのがマイクプリアンプという、マイクから来た信号を増幅する機械。
ここで、増幅された信号がミキサーに入ります。

その上の黒い機械はミキサーで作られた2chミックス音声を、CDやDVDにした時に聞きやすい音圧まで持ち上げて、自然なレベルにしてくれるマキシマイザーというものです。



↑レキシコンと書かれているのはリバーブ(残響)を作り出す機械です。
デジタルミキサーにもリバーブの機能があるのですが、こちらの方が断然綺麗な空間的なリバーブを作ってくれます。

その下のグレーの機械はデジタルディレイ。
今回は音声を4秒遅らせています。

4秒前の音をCDライターで録音することで、団体名アナウンスもCDに入れることができるのです。

そのCDライターがこちら。


アンサンブルは入れ替わりがとても早いので、2台を交互に使って録音しないと間に合いません(汗

アンサンブルの録音で大変なのは編成による音圧の違いです。
打楽器アンサンブルとフルート3重奏ではかなり音圧が違いますよね。
転換の合間にマイクプリアンプのレベルを動かして、適切な音量で録音できるよう、がんばっております。



こうして収録された映像、録音はシンフォニクスオンラインショップでお求めいただけます。
今月中の発送を予定しておりますので、もう少しお待ちください。

アンサンブルコンテスト秋田県大会~本編未使用の映像素材たち~

2020 - 02/03 [Mon] - 18:44

皆様こんにちは。ササキチです。

先週からアンサンブルコンテストの編集を進めていましたが、
つい数時間前にようやく全編集が終わりました!!!

これからマスター用のDVDやBlu-rayを作るので、皆様のお手元に届くまでもう少々お時間を頂きます。
商品の到着まで今しばらくお待ちください。


さて、アンコンの編集が終わったわけですが
大会期間中、撮影スタッフは演奏を収録している合間に
EOS 7Dを使用してこんな感じでオープニングやエンディング映像につかう素材を撮っておりました↓



楽器を搬入しているところや、表彰式での生徒さんたちのリアクション、など…
思い出に残る映像となるために、演奏の合間の休憩時間はカメラを担いでホールを駆け巡っていました。

今回はオープニングとエンディングの映像2つ合わせて3分半ほどになりましたが、
尺的な問題などでDVD・Blu-rayに入ることの無かった映像が山ほどあります。。。

日の目を浴びることのない素材たち、
これでは少しもったいないので、こちらの場所をお借りして振り返りを兼ねて紹介させて頂きたいと思います。


まずは開場風景。
係のスタッフがドアを開ける瞬間から↓


お客さんが入場されていったん落ち着くまでを通して撮っていました(5分弱ほど)↓


予定では、こちらの素材は早送りにして使うつもりでしたが
尺の問題などなど諸々ありまして、お蔵入りに…
次コンクールで同じように撮るとしたら、もう少しあおり気味に撮りたいなと思います。


続きましてこちら↓
ホール外から…


会場となる大ホールへ入り↓


ロビーを通って↓


客席越しのステージ!!


こちらの映像、実はEOSではなくDJIのオズモポケットを使用して撮影したものです。笑
階段の上り下りなどの動きがあってもなめらかに撮れるので使い勝手抜群です!
EOSよりも綺麗に撮れている気がしてなんともいえない気持ちになります…
こちらの映像も使用せず…

続きましてこちら↓


弊社の販売ブースでは当日撮影した映像を流していますが、それを見ているお客様。
コンクール会場というのは、撮影した映像をすぐに流せる分
映像を見ている人の反応を直接感じ取ることが出来る、撮影者にとっては貴重な現場です。
ここのブースに来ると、毎回撮影のやる気が爆上がりします。
販売ブースへのご来店、誠にありがとうございます!

続きましてこちら↓


楽器に火をあてている…?
そう、楽器のリペアマンによる修理風景です!
コンクールの裏方といえば、チケットもぎりや打楽器の搬入出、チューニング室の進行、トラックの誘導、アナウンス、など
多くのスタッフによって支えられていますが、リペアマンこそ忘れてはならないスタッフの一員です!
昨年夏のコンクールから、エンディング映像にはリペアの様子を毎回取り入れさせて頂いております。
今回も使わせて頂いておりますが、こちらのカットは使用せず…
かっこよく撮れたんですが…ああもったいない(;´Д`)
エンディング映像で5分使って良いのならガンガン使うんですが…

続きましてこちら↓


ステージ裏の様子。
演奏者はステージ袖での待機時間中に、使用する譜面代の高さを調整しております。
そうすることでステージ上での調整時間を無くし、スムーズな進行に繋がります。
全ての都道府県のアンサンブルコンテストでやっている共通事項かと思いきや、意外とそうでもないらしいですね…

最後にこちら↓


0分押し!?
そう、裏方スタッフのおかげで終了予定時間を押すこと無く時間通りに進んでいたのです(むしろ予定よりも早かったくらい)
エンディング映像に使いたかったんですが…
私の力量ではうまく組み込めませんでした…もったいない…


ずいぶん長くなってしまいました。

今大会の商品はこちらからご注文いただけます!

どんなDVD・Blu-rayに仕上がっているか、皆様お楽しみに!

2020年2月のSymphonics壁紙

2020 - 02/03 [Mon] - 11:17

2020年2月の壁紙のダウンロードは下記URLからどうぞ!


神奈川県藤沢市 辻堂海岸

通常版(1280x1024)
ワイド小(1280x800)
ワイド中(1680x1050)
ワイド大(1920x1080)



神奈川県藤沢市 新江ノ島水族館

通常版(1280x1024)
ワイド小(1280x800)
ワイド中(1680x1050)
ワイド大(1920x1080)

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代表プロフィール

symphonics

Author:symphonics
代表取締役
佐藤政幸(さとう まさゆき)
1980年生まれ。
2004年に秋田大学を卒業。在学中にNHK秋田放送局をはじめ、多くの映像制作・技術会社のスタッフとして映像制作業務に携わる。
大学卒業後、都内の大手放送技術プロダクションである株式会社東通に入社。撮影、編集業務において数多くの番組製作に携わる。

自身が小学校~大学時代まで、吹奏楽とアマチュアオーケストラでトロンボーンを担当していたこともあり、音楽映像に関しては人一倍のこだわりがある。