アナログダビング

最近では個人の方向けにはDVDの納品がほとんどですが、ご希望に応じてVHSでの納品も行っております。
数年前までは半数がVHSで、さらにその数年前にはほとんどがVHSでした。そう考えると急激にDVDが普及したんだなと感じます。
当たり前ですがVHSへのダビングはDVDのコピーとは違って実時間かかります。したがって一度のダビングで複数台のデッキを回して生産能力を上げることになります。
ポスプロで編集アシスタントをしていた頃の話。その日の編集が終わるとクライアントさんに確認用のVHSを渡します。そのポスプロにはVHSダビング用のラックが5本あり、ひとつのラックにVHSデッキが7台ありました。VHSデッキはVictorの業務用のものを使っていたのですが、そのうちに時代の流れで業務用のVHSデッキがなくなり、SONYの民生用のデッキに入れ替わりました。同じ機種のデッキであれば一つのリモコンで一気に全てのデッキを制御できます。
一見便利なのですが、隣のラックにも同じ機種のデッキがあったりすると止めなくてもいいものを止めてしまったりします。そうすると当然VHSなのでダビングは最初からやりなおし。FEヘッド(※)があればCMのクロミの部分などで繋ぎができるのですが、最近の民生用VHSにはそのようなものは搭載していないようで。
自分も何度かこの失敗をして「もうすぐ帰れる!」が「まだまだ帰れない…」となってしまったことがありました。
以後、ラックごとにVHSデッキのメーカーが変わるように入れ替えられましたが。
※FEヘッド(フライングイレースヘッド)…繋ぎ録りの際にノイズがでないように回転しつつイレース(消磁)するヘッドのこと。
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